マレーシアの外資系企業勤務者が教えるマレーシア転職の給料事情

マレーシア

海外で働く場合、日系企業の駐在員以外に、現地法人で直接雇用される、いわゆる現地採用も実は多く存在します。

現地採用の場合には、駐在手当て等は支給されずお給料も現地水準になるのが基本なので、日本人らしい生活が送れるのかどうかが気になるところ。

ここでは、現地採用で働いた場合のお給料事情について、筆者が現在働くマレーシアを例にレポートしていきたいと思います。

マレーシア現地採用求人の給与相場

マレーシアの街並み

マレーシアの場合、就業ビザ発給の条件は、最低賃金別に下記の3カテゴリに分けられています。

  • カテゴリ1:月額RM10,000(=約25万円)以上、かつ、雇用期間2年以上
  • カテゴリ2:月額RM5,000(=約12万5千円)以上、かつ、雇用期間2年未満
  • カテゴリ3:月額RM3,000~4,999(=約7万5千円~12万5千円)、かつ、雇用期間12ヶ月未満

日本人の雇用を想定した求人の場合、長期就労が前提のため、カテゴリ2以上すなわち月額RM5,000(=約12万5千円)以上のお給料は保証されます。

業種にもよりますが、スタッフレベルの場合、職種問わず月額給与RM5,500~7,000(約13万7,500円~17万5千円)の求人が大半です。日本のお給料相場と比較すると、少し低いですよね。

ちなみに現地人の最低賃金はRM1,200(=約3万円)です。さすがに月の収入がこれでは、生活が成り立たないのではと人ごとながら心配になってしまいます。

働く企業、個人の経験や役職に応じて給与体系は異なりますが、現地人の場合、例えばメーカーの営業職の場合は

メーカーの営業職の給料相場

  • 一般スタッフレベルならRM2,000~3,000(=約5万円~7万5千円)
  • 課長レベルならRM4,000~8000(10万~20万円)
  • 部長レベルならRM1万~2万(約25万~50万円)

ぐらいが相場といえるでしょう。

在マレーシア外資系メーカー勤務の筆者の場合

具体例として、筆者のケースを見てみましょう。

  • 勤務地:マレーシア(ペナン島)
  • 業種:外資系部品メーカー
  • 職種:マーケティング(日本マーケット担当)
  • 役職:アシスタント・マネージャー
  • 年収:日本で働いていたときより2割ほど手取りが低い

マレーシアでは給料は月給制

筆者の勤務先は、月給制です。

周りの話を聞いてみても、マレーシアは一般的に月給制を採用している企業が多いように思います。

給料は銀行振込による支給

銀行振込です。入社時に会社から振込用の銀行を指定されますので、該当銀行に口座を持っていなければ新規で開設する必要があります。

年2回のボーナスが支給される

あります。筆者の勤務先の場合、年末のボーナスが1ヶ月分保証です。その他、旧正月(毎年1月から2月頃)の直前に業績ボーナスが支給されます。

業績ボーナスは会社と個人の業績や役職を鑑みて計算されますので、一人一人金額が異なります(だいたい0.5ヶ月~3ヶ月分程度)。

住宅手当・交通費の支給

日本への交通

筆者の場合は、日本支社勤務からの転籍でペナン勤務になった経緯があるため、駐在員に近い待遇が保証されており、毎月の家賃や交通費は全額会社から支給されています。

一般的には家賃・交通費は自己負担

一般的な海外現地採用は、毎月の家賃や交通費などは自己負担となる場合が大半です。筆者の勤務先においても、基本的にペナン支社勤務の場合はどのスタッフも住宅手当・通勤交通費ともに支給されません。

日本人の場合は、企業によっては家賃補助があったり、また営業職の場合には社用車が貸与されたりするケースもあるようです。

その他福利厚生

あります。上述した家賃と交通費に加え、福利厚生の内容としては以下のとおりです。

  1. 社用車貸与(プライベートでも使用可)
  2. 携帯電話貸与(プライベートでも使用可)
  3. 年1回の帰省休暇用航空券往復
  4. 有給:28日/年(帰省休暇込み)
  5. 病欠:14日/年(外来)、60日/年(入院)
  6. 企業加入の団体保険(外来、入院、歯科)
  7. 現地年金制度EPFへの加入

社用車と帰省休暇用航空券は、筆者限定の福利厚生で他のスタッフには支給されていません。

また、筆者の有給日数は、日本への帰省を考慮して現地人スタッフよりも多めに支給されています(役職や勤続年数にもよりますが、他のスタッフは15~21日/年)。病欠や保険の内容は他の従業員と同じです。

積立

マレーシアの現地年金制度であるEPFは、退職金のない当地での老後資金用の公的積立です。

従業員11%(給与天引き)+企業12%を毎月の給与から積み立てていき、そこに利子もつきます。定年である55歳まで続ければ、そこそこまとまった金額が溜められることになります。

基本的に、外国人従業員はこの制度への加入の義務がないので、加入させるかどうかは勤務先次第です(従業員本人の希望で加入する場合は、企業側の積立額は毎月RM5(=2017年8月の換算レートで125円)から雇用主が自由に設定することになります)。

ペナン転籍が確定した時点で粘り強く交渉したため、かなり充実していると思います。

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まとめ

マレーシアは、東南アジアの中では三番目に国民一人あたりのGDP(国内総生産)が高い国ですが、その割には物価は安く、日本の三分の一ともいわれています。

稼げる金額自体は日本に比べると少ないですが、持ち出しは少なく比較的豊かな暮らしを送ることができます。とはいえ、いつか日本に帰国するときに備えてしっかり貯金もしていきたいところです。