台湾

台湾就職事情を解説!日本人であることがメリット!

海外で働いてみたいけど、難しいかも……。と思っていませんか。実は身近なところに実現のチャンスがあります。そう、台湾です。

台湾人は言わずと知れた親日で、台湾には日本に関わる仕事も多く存在します。また、生活のいたるところに日本文化や日本語が入り込んでいて、日本人にとって生活しやすい環境が整っていると言えます。

今回は、筆者が台湾で働くことにした理由と経緯、台湾就職事情についてお伝えします。

台湾で働きたい!そう思ったきっかけは?

台湾

日本では国家公務員職に就き、仕事の一環で大学の留学生係で働く機会がありました。そこで日本語の流暢な台湾人留学生と仲良くなったのが、台湾に興味を持つきっかけでした。

外国語を学ぶのが趣味でもあり、その留学生から中国語を教えてもらうようになりました。そして、学んだ中国語を実践したくて、一人で3泊4日の台湾旅行に行きました。

居心地がよく、すぐに気に入った台湾

第一印象はとにかく「食べ物がおいしい!安い!人がフレンドリー!」でした。

日本人というだけで、本当に多くの台湾人が親切にしてくれます。あまりの楽しさに、ここに住みたい、ここで生活したいという気持ちが一気に湧き上がりました。

それと、私は大学卒業時に日本語教師になることをあきらめた過去がありました。台湾では日本語教師の求人が多いことを知り、ここならその夢がかなうかもしれない、とワクワクしました。

台湾で働くための日本人向け求人の探し方

まずは日本語教師を目指そうと思い、公務員を退職して日本の大学院に進学しました。台湾では、修士号があれば大学などの高等教育機関で安定的に働けると聞いたからです。

2年間の大学院生活を経て、姉妹校である台湾の大学へ日本語教師として1年半派遣されました。期間終了後もその大学で働けたのですが、教師は向いていないと痛感し、台湾で就職活動をすることにしました。

仕事探しには台湾の求人サイトを利用

台湾最大の就職サイト「104人力銀行」に会員登録し、 Web履歴書を作成して公開しておくと、興味を持った企業から面接のオファーが来ました。

結果、その中の一つであった特許事務所と面接し、採用してもらいました。

104では、自分で仕事を探して履歴書を送ることも大事です。キーワードとして、「日籍」(日本国籍の意味)、「日文」(日本語の意味)で仕事を検索し、履歴書を送ります。思ったより多くの仕事がヒットします。

台湾に強い日系エージェントも有効

また、台湾には日系のエージェントも多くあります。

私は「JAC Recruitment」「LHH転職エージェント(アデコ)」に登録して、キャリアコンサルタントと面談の上、仕事を紹介してもらいました。

「JAC Recruitment」は外資系企業、日系企業が多いという印象です。また、「LHH転職エージェント」は求人の幅が広いなと感じました。

台湾で就職、私の仕事内容

台湾で日本語教師

日本語教師だったときは、1週間に15コマの会話授業を担当しました。夜間部(午後6時から9時まで)の授業も2コマ含まれていました。

台湾で特許事務所勤務

主にアメリカ案件の期限管理、台湾・アメリカ・ヨーロッパの特許事務所が発行した公文書やエンジニアが作成した技術文書の和訳(中→日・英→日)、日本のクライアントへの報告連絡などを担当しています。

たまに、日本のクライアントから電話で問い合わせがあると、その内容を中国語でエンジニアなどに通訳することもあります。ある程度の中国語力は必須です。

台湾で仕事をしてよかったこと

活きた中国語が学べる

私は語学マニアなので、生活や仕事の中で活きた中国語を学べることが一番のメリットです。台湾に住んでもう7年以上ですが、いまだに毎日、新しい言葉や表現に出会うことができます。

台湾人スタッフとのコミュニケーション、友達との会話、スーパーや市場での店員とのやり取り……。日常生活の、ありとあらゆるものが教材になります。

日本人であることが役に立つ

また、日本人であることもとても役に立っていると思います。日本語教師にせよ、特許事務の仕事にせよ、日本語と日本の習慣・文化を必要とされて働くことができます

日本のクライアントの指示や考え方を日本人の立場から説明することで、「そういうことか、わかった!」と台湾人スタッフから感謝されることも多いです。

台湾で就職して実感、海外就職ならまず台湾を考えよう!

台湾

日本人にとって、台湾はもっとも身近な海外の一つです。物理的な距離も近く、何よりこれだけ日本に好意と興味を持ち、日本文化を受け入れてくれる人達がいるところは、世界広しといえども台湾のほかにないでしょう。日本人が快適に暮らせる海外として、台湾は最高の場所だと思います。

また、中国語を使って仕事ができるという点でも台湾就職はおすすめです。いまや、英語で仕事をするのはほぼ当たり前です。中国語での仕事経験は、これからのビジネスライフにおいて一つの武器になると思います。

まとめ〜日本人であることを活かし海外就職の一歩を

台湾には日本人であることを活かして就職できるチャンスがたくさんあります。また、暮らしやすさにおいても抜群です。そして、これからのニーズが見込まれる中国語能力を磨く絶好の場所でもあります。

海外就職の最初の一歩を、台湾で踏み出してみませんか?海外就職を迷っている方、自分を試してみたい方の背中を少しでも押すことができたら幸いです。

ABOUT ME
アジアハッカー編集部
アジアで働くをもっと自由に。もっと身近に。 編集者はアジア在住歴10年。 中国、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、ミャンマー、インドネシア、香港、マカオなど東アジア・東南アジアで活動しています。
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