香港

香港での生活費は?香港の現地採用者のお財布事情ご紹介します

ソファ

実際に香港で生活するとどのくらいコストがかかるのでしょうか?現地採用で一人暮らしとなると家賃、食費、光熱費などすべて自分で負担しなくてはいけません。その中でも一番頭を悩ませるのは家賃の高さです。

自分でマンションを購入したり、駐在員のように会社が住居を提供してくれない限り、現地採用の社員は自分で家賃を払わなくてはならず、この出費の割合で生活水準が左右されるといっても過言ではありません。

では、香港では実際に一か月にどれくらい生活費がかかるのか、現地採用である私のお財布事情をご紹介します。(1香港ドル=14.16円)

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香港の生活費

家賃相場

香港

香港はもともと面積が狭い土地の上に、人口が密集しています。家賃相場はもともと日本の都心部より高めですが、それでもここ数年でかなり高騰しています

日本のような単身者向けのワンルームマンションはないので、家族向けのフラットを借りることになります。

マンションの立地条件、築年数、広さ、プールやジムなどの設備、家具付きの有無、内装をきれいにしているかなどで家賃は変わってきます。

外国人が一人暮らしできる安全面を考慮すると、郊外の物件でも10,000ドル(141,160円)以上はするでしょう

私が住んでいるマンションは築15年、500sqf(46.5平米)の1LDK、家具なしで月額10,500ドル(148,680円)です。

ローカルの不動産屋を訪ね自分で見つけた物件ですが、オーナーと中国語で問題なく意思疎通ができたので家賃交渉を重ね、オーナーも日本人なら綺麗に使ってくれるからということで、相場より2割ほど安く借りることができました。

部屋の狭さが気になる!という人は3LDKほどの大きいフラットを借りてシェアするという手もありますが、同居人との相性もあると思います。

スーパーマーケットの物価

スーパーでの買い物は同じ商品でもどこで買うかによって値段が変わってきます。

街市(広東語でガイシー、英語ではWet Market)

香港内の大きな団地や住宅地域には必ずあり、日用品や生鮮食料品を売っている市場の総称です。こちらの新鮮さと安さは一番です。

例えば鶏肉を買いたい時はまず生きている鶏を選び、その場で絞めてさばいてくれます。また場所によってはフード―コートを併設しているところもあります。

ローカルスーパー

代表的なのはパークンショップ(ParknShop)とウェルカム(Wellcome)です。値段は街市より少し高め、お店によっては日本製の日用品や食料品を扱っていますが、選択肢は少なめです。

日系・外資系スーパー

日本と同じ品揃えのスーパーで買い物がしたい!と思ったら迷わずこちらへ。しかし値段は日本と同等かそれ以上になります。特に空輸される野菜は高く、レタス40ドル(566円)、キュウリ 30ドル(424円)はします。

日本の野菜を買って自炊しようと思うと食費が高くつくので、私はなるべくローカル―スーパーで買うようにしています

週末にまとめて買い物をし、ある程度下準備を済ませ、平日は手短に調理して自炊を心がけています。日用品も含む食費として一か月で2,000ドル(28,320円)ほど使います。

外食費用

食事

平日のランチはほぼ外食です。簡単にサンドイッチやお弁当をテイクアウトする時は40~60ドル(566~850円)くらい、レストランで済ませる時は70~100ドル(991~1416円)くらいです。

外食も、ローカル、日系、外資系のレストランに入るかで値段が変わるのはスーパーと同じです。一か月で1,800ドル(25,488円)ほど使います。

交通費

トラム

香港の交通手段はタクシー、バス、ミニバス、フェリー、トラム、MTR(地下鉄)とありますが、一般に多く利用されているのはバスとMTRです。

これらはオクトパスカート(八達通/Octopus Card)と呼ばれるプリペイドカードで支払いができて便利です。

運賃も安く、例えばMTRで九龍半島の繁華街であるチムサーチョイ(尖沙咀/Tsim Sha Tsui)から香港島のセントラル(中環/Central)まで行く場合、オクトパスカードでの支払いで9.7ドル(133円)です。

私は通勤に1か月600ドル(8,496円)ほどかかりますが、会社から実費全額支給されるので助かっています。

携帯代

スマホ

携帯本体の値段は日本とあまり変わりません。例えばiPhone7(32GB)の場合、日本では税込78,624円ですが、香港では5,588ドル(79,126円)です。

携帯会社はChinaMobile, Smartone, PCCW Mobileなど数社あります。私が契約しているプランは月額518ドル(7,334円)でデーター通信量6GB、基本通話4000分です。

ただし一度契約すると2年契約の縛りがあるので途中解約には注意が必要です。

香港では街中でもFree Wi-fiが充実しているので、データー通信量が少ないプランにすれば月額も安く抑えられます。

インターネット代

インターネットのプロバイダーも数社ありますが、契約する前にまず自分の住んでいるマンションのネット回線状況を確認する必要があります。

A社と契約しようとしても、マンション内にはB社しか回線がなく、A社と契約できない、というケースもあり得るからです。

またプロバイダーによってインターネット以外にも有料TVチャンネルがついていたり、公衆無線LANが使用できたりと提供しているサービスも多種多様です。

私の場合、月額200ドル(2,832円)のプランを契約しています。またプロバイダーとの契約も通常2年契約なので途中解約には注意が必要です。契約期間に縛りのないプランもありますが、若干割高となります。

水道光熱費

水道料金

水道局(水務署/Water Supplies Department)の管轄で請求は4か月毎です。一人暮らしの場合、ほとんど基本料金内で収まるので30ドル(424円)ほどです。

香港の水道水はそのまま飲料水として飲めますが、現地の人は沸かしたり、浄水器を利用したりして飲んでいます

電気料金

香港島は香港電灯(香港電燈/Hong Kong Electric Holdings Ltd)、九龍半島は中華電力(ChinaLight & Power)の2社が供給しており、料金体系はほぼ同じです。

亜熱帯性気候に属する香港では必然と冷房を利用する時期が長くなり、電気代も高額になります。夏場で月額800ドル(11,328円)、冬場で300ドル(4,248円)ほどです。

ガス料金

タウンガス(煤氣/Towngas)の管轄で請求は2か月毎です。私は大体300ドル(4,284円)払っています。ガス代の請求方法は日本と異なり、毎月シンクの下にガスメーターの数値をタウンガスに電話して報告しなければなりません。

報告忘れた場合、過去の消費量から予想された度数で計算後、請求されるので払いすぎてしまうことがあります。

交際費

ビール

平日自宅と会社の往復のみで過ごしていると週末は友人と出かけたくなりますよね。

私の場合は週に2回ほど、平日ならハッピーアワー、週末ならランチタイムに出かけることが多いです。

アルコール好きな友達が多い時は持ち寄りでホームパーティーなどすることもあります。交際費は平均すると1か月1,800ドル(25,488円)です。

香港で暮らす1か月の生活費

では毎月どれくらいコストがかかっているのかまとめてみましょう。

収入(MPF天引き後)

23,000ドル(325,680円)

支出

  • 家賃 10,500ドル(148,680円)
  • 食費&日用品 2,000ドル(28,320円)
  • 外食 1,800ドル(25,488円)
  • 携帯 518ドル(7,334円)
  • インターネット 200ドル(2,832円)
  • 水道 30ドル(424円)
  • 電気(夏場の場合)800ドル(11,328円)
  • ガス 300ドル(4,284円)
  • 交際費 1,800ドル(25,488円)
  • 習い事(ヨガ) 1,000ドル(14,160円)
  • 合計18,948ドル(287,251円)

※交通費は実費全額支給のため、負担ゼロで試算しています。

手元に残るのは「23,000ドル(325,680円)ー18,948ドル(287,251円)=4,052ドル(57,376円)」で、貯金したり、衣服や美容代に当てたりしています。

毎月のお給料で手元に残る分が少ないので、年2回のボーナスはすべて貯金し、日本への帰省や税金の支払いはそこから捻出しています。

私のお財布情報いかがでしたか?食費や交際費などもっと節約できる面もありますが、海外生活でストレスを貯めない程度に今の生活水準をキープしています。

香港の賃貸は2年契約が基本なのですが、次回の更新でどれぐらい値上げ要求されるのか考えると少し不安が残ります。

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アジアハッカー編集部
アジアで働くをもっと自由に。もっと身近に。 編集者はアジア在住歴10年。 中国、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、ミャンマー、インドネシア、香港、マカオなど東アジア・東南アジアで活動しています。
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