海外就職を考える上で、働き方はとても重要です。香港で働くと、どんな感じで一日が過ぎていくのでしょうか。
在住16年、香港で私が勤務する日系専門商社は一つのフロアにグループ企業が数社入っており、非常に活気があります。飛び交う言語も日本語、英語、中国語、広東語、台湾語とさまざまです。
そんな職場でアシスタントマネージャーとして働く私のある日のタイムスケジュールをご紹介します。
香港で働く一日は朝のウォーキングでスタート
6:30AM 起床
朝起きると、マンションの下にあるランニングコースを30分ほどかけて歩きます。
自宅とオフィスが駅から近いため、普段の運動不足を解消しようと思って始めました。今ではこれをしないと一日が始まりません。
香港で働く午前
8:30AM 会社に到着
終業は9時ですが、朝のラッシュを避けて早めに出社します。通勤時間は電車で30分ほどです。
途中でサンドイッチなど軽めの朝食を買い、自分のデスクで食べながらメールをチェックします。
9:00AM 部内朝礼
営業部のセールスマネージャーは日中はほとんど中国へ出張するため、出張前に短時間で打合せを行います。
マネージャーがいったん外出してしまうとタイムリーに連絡を取ることが難しいので、しっかりとメモを取りながら、頭の中で一日の業務手順を整理します。
9:30AM セールスアシスタントと打合せ
朝礼後、部下のセールスアシスタント達に問題案件について指示を出します。
その後は自分の通常業務(受発注フォロー、納期調整、出荷手配など)を行いますが、同時進行でセールスマネージャーやセールスアシスタントから進捗状況の確認や問い合わせが入るので、すべてが時間との勝負になります。
香港で働く午後
12:30PM ランチタイム
私の勤務する会社はオフィス街にあり、ランチタイムの混雑を避けるためか昼休憩の開始時間が他の会社より少し遅めです。
昼食は日系のお弁当屋さんでテイクアウトしたり、レストランで食べたりします。香港のオフィスはスタッフが多国籍な場合が多いので、オフィス街のレストランも和洋中とかなり選択肢があります。
いずれにせよ、ちょっと一息つける貴重な時間です!
2:00PM 関連部署と打合せ
調整が必要な案件について午後一番で打合せします。
打合せ後、解決できそうな案件についてはセールスマネージャーに電話報告、解決が難しい案件については翌日の部内朝礼で再検討するため要点をまとめ、資料を作成します。
5:30PM 終業
月末月初はかなり残業が多いですが、それ以外はわりと早めに退社できます。
緊急の案件がなく、自分の通常業務も問題なく終えた日はリフレッシュのため、定時退社を心がけています。
香港で働いた日のアフター5
6:00PM ヨガレッスンへ
ヨガのスタジオがオフィスの近所にあるので、早めに退社できた日は運動不足解消のため通うようにしています。週に2~3日でしょうか。
スタジオは九龍半島側にあり、香港島を一望できます。100万ドルといわれる夜景を見ながらヨガをするのは、いい気分転換になります。
7:30PM 友人とハッピーアワーのビール
ヨガで汗を流した後は、友人とお疲れビールです!
香港のバーやレストランではハッピーアワー(Happy hour)といって、夕方から早めの夕食の時間帯にかけてアルコールが安くなります。
香港は酒税がないので、日本と比べるとそもそもアルコール類はかなり安いのですが、ハッピーアワーはさらにお得になるので、お酒大好きな人にとってはお財布にとてもやさしいサービスです。
9:30PM 帰宅
香港は公共交通機関がとても便利で、日本と比べると運賃もかなり安いです。
私は主に電車を利用していますが、他にもバス、ミニバス、タクシー、フェリーなどいろいろな交通手段があります。
0:00AM 就寝
翌日に備えて早めに寝ます。が、スマホ片手に夜更かししてしまうこともしばしばです。
まとめ~オンとオフをしっかり切り替えられる
海外就職してワークライフバランスが取れるようになったというのはよく聞く話ではないでしょうか。
日本ではまだまだ残業も当たり前の会社が多いと思いますが、私が働く会社の現地スタッフは仕事の時間管理にシビアな人が多く、業務時間内は集中し、オフはプライベートな時間を大事にしています。
私も両者のバランスを大事にしながら、メリハリのある生活を送れるよう心がけています。