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韓国で働くには?就職活動をスムーズに行う方法を解説

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憧れの国で働くために、避けて通れないのが就職活動。海外では、どのように仕事を探せばよいのでしょうか?また、就職するために、何が必要でしょうか?

最近は、日本の高校を卒業して、韓国の大学へ進学する日本の高校生も増えてきました。そこでやはり気になるのが、韓国での就職活動。

今回は、韓国で就職活動した私の経験から、韓国で知っておくべき具体的な対策と心得をご紹介します。

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韓国の概要

韓国は、日本から約2時間〜2時間半のフライトで行ける隣国です。面積は10平方キロメートルで、日本の約4分の1。人口は約5150万人です。

首都はソウルで、全人口の約25%がこの都市に集中しています。 韓国に進出している日系企業のうち、拠点数が多いのは製造業と卸売業。アジアの他の国に進出している企業よりも黒字企業の割合が高いため、今後の動向にも注目です。

韓国の気候

韓国は四季の変化がはっきりとしていて、日本の本州北部〜中部の気候によく似ています。3月下旬から少しずつ暖かくなりだし、4月には桜などの花々を見ることができます。

6月から7月は日本と同様に梅雨。夏は蒸し暑く、日差しの厳しい日が続きます。秋は晴天の日が多く、快適に過ごせる季節です。

ただし、朝晩と日中の気温差があるので注意が必要でしょう。冬は氷点下を下回る日も。空気は乾燥し、体の芯から冷えるような寒い日が続きます。

韓国の言語

韓国の公用語は韓国語です。これを表記する文字のことをハングルといいます。韓国語は、日本語と同じくSOV(主語、目的語、述語)の語順なので、日本人にとっては学習しやすい言語のひとつといえます。

韓国への転職の進め方

日本の会社を辞めてから韓国への転職活動をしよう、などと考えるのはおすすめできません。転職活動は現役で働いているほうが有利です。

時間は限られていますので、できるだけ効率的に海外への転職活動をしたいものです。スムーズに韓国への転職を進めるためにも、上手に転職活動を進めていきましょう。

韓国の就職活動の時期

韓国

新卒・中途採用の時期は決まっていない

日本では、昔から大学生の就職活動のスタートが決まっていて、大学でもそれに合わせて説明会やインターンシップなどのスケジュールを組みます。

これによって就職活動が一斉にスタートし、企業側も採用活動(書類選考や面接試験)などを行います。

これに対して、韓国では、就職活動の開始時期が特にありません

企業によって、増員の計画や欠員の補充があれば、必要に応じて求人を出します。おおまかに、退職や転職が増える春先に、求人が最も多くなる傾向が強いといえます。

基本的に、新卒と社会人(中途)採用の就職活動の時期は区分されていません。

企業によって採用枠が違う

企業によっては別々の採用枠を設けており、求人情報には「新入社員採用」や「経歴者採用」と書かれています。前者がいわゆる新卒採用、後者が社会人(中途)採用を意味しています。

どちらか一方のみ採用する企業もありますので、募集内容をしっかり確認してから応募しましょう。

既に日本で仕事をしていて、韓国へ転職したいと考えている人にとっては、時期を選ばないという点では大きなメリットになります。

日頃から求人情報をチェックしておき、気に入った会社の求人が出れば、すぐに書類を送付できるように準備しておきましょう。

韓国で仕事を探す方法

ミーティング

求人サイトで探す

韓国では、ほとんどの場合、インターネットの求人サイトを通して仕事を探します。韓国語のサイトですので、ある程度の語学力が必要となります。

インターネットの求人サイトには、

  • 会社情報(従業員数、資本金、売上など)
  • 求人情報(業務内容、募集人員、給与など)
  • 現時点での応募人数(男女比、年齢層、最終学歴など)

も確認することができます。

それ以外に、日本と同様、韓国でも合同企業説明会が開催されます。年中通して各自治体が主催するものが多く、各企業ブースでは、面接や就職相談が行われます。

また、付随するイベントとして、女性のためのヘアメイク講座や履歴書の写真撮影なども用意されています。

なお、外国人のための合同企業説明会もありますが、近年需要の多い中国人や東南アジア出身の外国人を対象とした求人が多いため、事前に参加企業を調べておく方がいいでしょう。

合同企業説明会の開催案内も、インターネットで情報収集することができます。

転職エージェントで探す

初めて韓国で仕事を探すという方には、リクルートエージェントJACリクルートメントがおすすめです。

転職コンサルタントが履歴書の書き方から給料の交渉を一括してやってくれるので、初めての韓国転職でも安心です。

韓国の就職試験

韓国での就職試験は、多くの場合、書類審査と面接試験で構成されています

書類審査

書類審査は、日本のようにエントリーシートや履歴書を手書きで書くのではなく、ワードやエクセルで作成したものをメール添付で応募します。

または、インターネットの求人サイトに履歴書を登録することで、応募ボタンをクリックするだけで簡単にエントリーができます。

履歴書とあわせて提出を求められることの多い自己紹介書は、自分の性格や特徴を生い立ちから学生生活までの背景を記述しながら作成します。

幼い頃までさかのぼって、アピールポイントを探しましょう。

韓国での就職活動で大変なこと

面接

私の場合、日本で留学生の受け入れや学生の海外派遣に携わっていたので、この経験を活かしたいと考えていました。

まずは、これまでの経歴を棚卸しし、担当したプロジェクトやその成果・実績をしっかりとまとめました。

難しかったことは、やはり韓国語での面接試験です。

単なる韓国語の語学試験とは異なり、自分の経歴を具体的に説明し、アピールしなければなりません。当日はとても緊張し、準備したことの80%ほどしか伝えられませんでした。

事前に提出した履歴書と職務経歴書にしっかりと目を通し、どんな質問を受けるか予測しながら面接対策しておくことをおすすめします。

韓国で日本人が働きやすい仕事

ここまで、韓国の一般企業への就職活動についてご紹介しましたが、どんな形で仕事をするかによって、就職活動も大きく変わってきます。

例えば、

  • フリーランスで日本語教師になる
  • 日本語と韓国語の通訳翻訳をする
  • 日本企業の韓国支社に勤める

などの場合は、日本語ネイティブに特化した仕事になるので、もちろんハードルは低くなります。

これらの仕事に就く場合は、韓国語の語学力、これまでの経歴、資格があれば、就職活動には大きな加点となります。

特に、韓国で初めて仕事をする場合、日本人を雇う韓国企業が最も注目するのは経歴です。関連する職務経歴やしっかりとした実績があれば、他の応募者と差をつけることができます。

まとめ

韓国でも、合同企業説明会や就職試験は日本とほぼ似ていることがわかりました。

日本人が韓国で働く場合、どんな職業に就くかによって、就職活動がまるっきり変わってきます。もし、日本語ネイティブということに関わらず、一般の韓国企業に勤める場合は、韓国人の応募者がライバルになります。

したがって、韓国語はもちろん、学歴や英語の語学力(TOEICやTOEFLの点数)、社会ボランティアやインターンシップの経験などが必要となり、早いうちから相応の準備が必要です。

まずは、自分が韓国で何をしたいのか、どんな活かせる経歴があるかをしっかり考えた上で、インターネットでの情報収集から始めることをおすすめします。

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ABOUT ME
アジアハッカー編集部
アジアで働くをもっと自由に。もっと身近に。 編集者はアジア在住歴10年。 中国、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、ミャンマー、インドネシア、香港、マカオなど東アジア・東南アジアで活動しています。
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