韓国在住の日本人が韓国の賃貸マンション選びのポイントと契約の注意点教えます

マンション

海外への引っ越しを考えるにあたって、まずは住まいを決めなければなりません。

でも、家を契約したり、保証金を支払ったりと、その手続きはとても複雑で不安がつきものです。比較的高額な資金が必要となるため、慎重に進めなければなりません。

今回は、韓国で暮らす私の家を参考にしながら、韓国での家、マンション選びのポイントや賃貸契約の注意点などをご説明します。

韓国の賃貸契約制度

まず、韓国で家を借りる前に、ジョンセ(伝貰)とウォルセ(月貰)という契約制度を理解しておきましょう。

ジョンセ(伝貰)は、入居時に高額な保証金を家主に預けることで、月々の家賃はありません。一方で、ウォルセ(月貰)は、入居時に少額な保証金を預け、かつ月々の家賃を払います。

どちらも、保証金は退去時に返金されます。保証金や月々の家賃の金額は、家主によって決められています。

(例)

  • ジョンセ(伝貰):保証金5,000万ウォン(約500万円)+月々の家賃0ウォン
  • ウォルセ(月貰):保証金3,000万ウォン(約300万円)+月々の家賃30万ウォン(約3万円)

ジョンセ(伝貰)の保証金の相場は、築年数や間取り、立地などによってさまざまです。首都圏でも、中心部から外れた地域であれば、6,000万ウォン(約600万円)~8,000万ウォン(約800万円)で探すことができます。

この制度は、金利が高かった時代に家主が保証金を運用して利益を得ていたのですが、近年は、金利の低下とともにジョンセ(伝貰)の制度がなくなってきています

月々の家賃を負担しても、ウォルセ(月貰)で契約する人が多いのが現状です。

ソウルのマンション内部の様子

キッチン

私は現在、ソウル中心部の賃貸マンションに暮らしています。

最寄りの地下鉄の駅から徒歩約7分、大きな道路に面した14階建マンションの4階です。間取りは3LDKで、3つの部屋をそれぞれ寝室、ダイニング、収納として使用しています。

私がこの家を選んだ理由は、駅から近いことと、築浅(築2年)、そして使いやすい間取りだったからです。

私は、ジョンセ(伝貰)で契約したので、月々の家賃はありません。管理費(共用スペースの清掃やエレベータ管理などの経費)のみ、月90,000ウォン(約9,000円)を支払っています。

韓国での家・マンション選びのポイント

韓国にも、不動産仲介業者が数多くあります。

スマートフォンで部屋探しのアプリをダウンロードすれば、希望の地域や家賃、間取りなどの条件を入力し、たくさんの情報を得ることができます。

予算と条件を決める

まず、実際に家を見て回る前に、予算と条件を書き出しましょう。

特に、韓国では2つの契約制度があるため、入居する時点で保証金として用意できる金額と、今後の収入などに応じて、ジョンセ(伝貰)かウォルセ(月貰)かを決めておきます。

建物を決める

次に、家の形態を決めます。大きく分けて、マンション、ビラ、一軒家があります。

ビラは、4~5階建のやや低層ビルで、エレベーターのないところが多いです。一軒家は、日本と同様ですが、1階と2階に別の家庭が入居している場合があります。もちろん、玄関も別です。

ライフスタイルに合わせて、どんな形の家に住みたいかを考えてみましょう。

複数の仲介業者を利用

実際に家を見て回るときは、時間の許す限り、複数の不動産仲介業者から家を紹介してもらいましょう予算や条件などを正確に伝えると、より希望に沿った物件を紹介してくれます。

韓国では改装を頻繁に行うため、一見、壁紙や設備がとてもきれいです。しかし水の流れが悪かったり、タイルがゆがんでいたりすることもよくあります。

家を下見するときは、遠慮なく、隅々までチェックすることが大切です。

南向きの部屋が人気

韓国でも、日本と同様、南向きの部屋が人気です。

ただし、冬の寒い日にはソウルでマイナス15~20度、南部の都市プサンでもマイナス5~0度まで下がるため、角部屋よりも、真ん中の部屋の方が暖かくて人気があります。

また、韓国ならではの部屋といえば、「半地下部屋」があります。これは、ビラや一軒家に多く、その名の通り、半分地下に埋まった部屋です。窓を開けると、地面に人の歩く足が見えます。

ここは日当たりが非常に悪く、年中じめじめしているためカビが生えやすい環境です。家賃は安く済みますが、あまりおすすめではありません。

立地の重要性

韓国でも、治安の良し悪し、富裕層の地区、子どもの教育環境に適した地区などがあります。

また、首都圏であれば、新興住宅地や開発地区なども多く見受けられます。今後のライフスタイルを考えながら、地域を選ぶことも大切になります。

行動範囲を考える

まずは、通勤通学の便や行動範囲をもとに大まかな地域を決め、日常的に利用するスーパーや市場の場所を確認しましょう。

また、韓国は冬に気温が零下となるため、勾配の急な道はとても危険です。地図で見るだけでは分からないので、実際に最寄り駅やバス停などから歩いてみて、周囲を散策しましょう。

また、韓国は春先から夏にかけて、黄砂と埃で大気の状態が非常に悪くなります。幹線道路に面した家や工場に近い地域では、環境がさらに悪くなりますので、気を付けた方がいいでしょう。

韓国特有の設備

ボイラー

韓国の住宅の一番の特徴といえば、床下暖房です。冬は零下まで気温が下がる韓国では、古くからオンドル(床下暖房)が取り入れられてきました。

マンションやビラ、一軒家でも、各戸にボイラー室があり、ボイラー室から全ての部屋の床下に管が配置されています。その管に熱いお湯を流すことによって、床を暖かくしています。

スイッチひとつで、温度設定やオン・オフの切り替えが可能です。空気を暖かくするエアコンと比べ、家全体を床から暖めてくれるので、とても便利です。

シャワーとトイレが一緒

また、韓国は欧米同様、シャワーとトイレが一緒になっています。家によっては浴槽もありますが、日本人のように、毎日浴槽に浸かるという習慣はなく、ほとんど浴槽は使われていません。

どうしても気になる人は、シャワーとトイレの間にガラス板のある部屋を選んだり、シャワーカーテンを取り付けたりすることで少し不便さを解消できます。

ベランダがない

また、韓国には日本のようなベランダがありません

これは、景観と環境問題の観点から建物が設計されているためです。その代わりに、サンルームのような空間があり、ここで洗濯物を干したり植物を育てたりします。

私も最初は洗濯物を部屋干しすることに抵抗がありましたが、日本より空気が乾燥している韓国では部屋干しでも比較的早く乾きます。

韓国で部屋を賃貸するときに注意すべきこと

家の契約はとても重要なものです。

韓国では、契約に関する詐欺が多発していますまた、ジョンセ(伝貰)で契約したにもかかわらず、家主が保証金を返してくれなかったり、持ち逃げしたりする事件も多くあります。

韓国で家を契約するときは、必ず現地の人に一緒に立ち会ってもらいましょうまた、契約内容をしっかりと熟読し、必要事項がすべて契約書に明記されているか細かく確認しておかなければなりません。

保証金、家賃も交渉可能

韓国では、不動産仲介業者よりも、家主の裁量によって決められることが多くあります。保証金や家賃の金額交渉も、家主によっては応じてくれることもあります。

また、日頃からマンションに出入りし、ごみの捨て方や共用スペースの使い方について細かく注意する家主もいれば、管理会社に任せっきりで遠く離れた地方に住んでいる家主もいます。

家を契約する前に、家主がどんな人物かを不動産仲介業者にこっそり聞いておくことをおすすめします。

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まとめ

韓国での家選びは日本と異なる部分が多く、決して簡単ではありません。

できるだけ現地の信頼できる人に手伝ってもらい、納得して入居できるようにした方がその後のトラブルを回避することができるでしょう。

一般的な家の設備はあまり不便を感じることはありませんが、冬は気温が下がるため、それを想定して家選びをしておくと間違いないでしょう。