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シンガポールで日本人が働く方法を解説!シンガポールでキャリアを積む!

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イギリスのEU脱退、トランプ氏の大統領就任など、何かと騒がしかった2016年。その影響もあり、世界的に外国人へのビザ発給が厳格化されています。

シンガポールにもその波は押し寄せており、2017年から外国人へのビザ発給が更に厳格化されました。

それでもほかの英語圏と比較すると、シンガポールはまだまだビザも取りやすく日系企業も多いため、海外での就業経験を積みたい日本人にとって最初のステップとして踏み出しやすいのではないでしょうか。

今回はシンガポールでの就職・転職事情についてご紹介します。

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シンガポールの日本人の就職動向

仕事

シンガポールで働ける業種とは

シンガポールは言わずと知れた金融大国。オフィス街の一等地は大抵金融系の会社に占められています。

観光系

ビジネスだけではなく、観光に力を入れていることもあり、ホテルや飲食店などのサービス業も多いです。

メーカー系

少ないのがメーカー系。ほとんどがタイやインドネシア、ベトナムなどの近隣諸国に工場を構えるため製造業のお仕事はあまり多くありません。各地域をオペレーションする本社機能などが多いです。

IT系

IT系は近年、賃金の安いインドやベトナムなどに業務を移行する傾向にありますが、それでも大手のIT企業はシンガポールにアジア統括本社を置いているところも多く、仕事は少なくないと言えるでしょう。

シンガポールで日本人が求められている職種とは

仕事

ネイティブ並みの英語力や特殊なスキルでもない限り、やはり求められるのは対日本人の職種となります。

日本人相手に日本語を話す必要がある仕事、例えば、

日本人が求められている仕事

  • 営業
  • カスタマーサポート
  • 日本人役員の秘書

 

などが比較的多いといえます。日系企業の事務職や人事はローカルの女性が長く務めており結婚後も出産後も辞めない場合が多いので、なかなかポジションに空きが出ません。

他の国と同様、日本食レストランのシェフやホテルの受付業、旅行業も需要がありますが、ウェイトレスなどの賃金の安い仕事は外国人にビザを発行してまで任せてくれることはありません。

あくまでシンガポールが求めるのは「高い賃金を払ってでも雇う価値のある優秀な外国人」なのです。

シンガポールで仕事を探す方法

転職エージェントを活用

日本と同様、リクルートメント会社を利用するのが一般的です。シンガポールではキャリアアップ=転職という考えがあるため、2〜3年ごとに職を変える人が多くいます。

そのため、この土地の狭さにも関わらず、国内にはなんと3,000社以上ものリクルートメント会社、5万人弱のリクルートメントコンサルタントがいます。

日系のリクルートメント会社だけで15社ほどあるので、登録してみると良いでしょう。私自身もリクルートメント会社からお仕事を紹介してもらいました。

また、最近ではLinkedInなどのSNSを利用して自分で応募する方も増えてきています。いずれにせよ、英語と日本語の職務経歴書が必須となりますので、しっかり準備しておきましょう。

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シンガポールで就職したら

仕事

よくこちらで長く働いている方が「もう日本の社会で働ける気がしない」とこぼすことがあります。はっきり言って、こちらの職場環境は日本と比較して断然緩いです。

まず、会社や職種にもよりますが、大体みんな定時で帰宅します。MRTと呼ばれる地下鉄の午後のラッシュアワーは17~19時、それを過ぎると車内はガラガラになります。

また、有給休暇の消化率も約80%と先進国の中でも高く、同僚もどんどん有休を取っているので、「あまり休むと皆に迷惑が掛かるのでは」なんて概念はありません。

取引先が急に音信不通になったと思ったら長期で旅行に行っていた、なんてことも日常茶飯事なので休むのはお互い様です。遠慮せずに有給休暇を活用しましょう。

緩い職場環境とは言え、外資系企業はパフォーマンスが給与に見合っていない場合はすぐにクビを切られるので、オンオフをはっきり切り替えて働くときはしっかり働くようにしましょう。

シンガポール就職後のキャリア

仕事

シンガポールでキャリアアップ

数年前とは全く違い、シンガポールの永住権は「もし取れたら奇跡」といわれるくらい難しくなってきているため、シンガポールで永遠に働き続けるのは難しいでしょう。

それでも、英語・中国語を活かしてキャリアアップしている日本人も少なくありません。経験を積みながらキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

日本へ転職

シンガポール後のキャリアとして一番多いパターンは、日本へ戻っての再就職です。海外で勤務した経験を活かして外資系企業に転職する人も珍しくありません。

他国へ転職するパターンもありますが、アジア圏の場合は給料レベルがシンガポール、香港、日本以外だとぐっと下がってしまうため、よっぽどその国が好きか良いオファーを貰ったなどの事情がない限り、他アジア圏への転職はあまり考えられません。

欧米へ転職

日本への転職以外での花形は欧米諸国への転職です。勤めていた会社の他国の支店へ転勤させてもらうパターンなどもあります。

まとめ

アジアの中ではお給料も良く、欧米と比べるとビザも取得しやすいとはいえ、決して甘くはないシンガポール就職。でもここでの経験は自分にとって必ずプラスになるはずです。

その後のキャリアも含めて自分の将来設計、どうしてシンガポールに住みたいのか、シンガポールでどんな仕事をしたいのか、シンガポールにどれくらい住んで、その後は何がしたいのかをじっくり考えて、ぜひトライしてみてください!

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ABOUT ME
アジアハッカー編集部
アジアで働くをもっと自由に。もっと身近に。 編集者はアジア在住歴10年。 中国、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、ミャンマー、インドネシア、香港、マカオなど東アジア・東南アジアで活動しています。
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